研究課題/領域番号 |
16K12387
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
震災問題と人文学・社会科学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
村本 邦子 立命館大学, 人間科学研究科, 教授 (70343663)
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研究分担者 |
鵜野 祐介 立命館大学, 文学部, 教授 (10269970)
団 士郎 立命館大学, 応用人間科学研究科, 教授 (20388101)
中村 正 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (90217860)
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研究協力者 |
団 士郎
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | レジリエンス / 災害 / コミュニティ支援 / コミュニティ / 支援 |
研究成果の概要 |
定期的に東北の4つのコミュニティに入り、アクションリサーチを行いながら、被災と復興プロセスを記述するとともに、レジリエンスを引き出すコミュニティ支援モデルの提案を行った。外部機関は、被災地にパートナーを見つけ、人々が出会う場を設定し、コミュニティのネットワークを広げる媒介として寄与するとともに、被災地の歴史や文化を学び、外部者の視点を持ってリソースを見つけ、徐々にそれを強化する設定に変化させていく。災害をきっかけとする出会いと協働の物語が紡がれていくことで、互いに力を与え合う相互関係が育ち、被災がもたらした新たな意味が生まれていく。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
災害後のトラウマ治療に関する研究は多くあるが、予防的観点からコミュニティをターゲットにした介入方法に関する研究はほとんどない。本研究によって、災害後のコミュニティのレジリエンスを特定し、時間経過に応じてそれを引き出す支援モデルを提案できたことにより、今後起こり得る大災害にも応用できるだろう。本研究は、アクションリサーチとして、東日本大震災後のコミュニティのレジリエンスを引き出す支援を実践し、復興に寄与しながら、災害後の支援について新たな知見をもたらすと同時に防災に向けた取り組みにもつなげつつあるという点で独創的かつ社会的に意義ある研究だったと言える。
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