研究課題/領域番号 |
16K12403
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
統計科学
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研究機関 | 大阪大学 (2017-2018) 久留米大学 (2016) |
研究代表者 |
服部 聡 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (50425154)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | メタアナリシス / 診断法研究 / 予後因子研究 / 公表バイアス / 感度解析 / ROC曲線 / 生存時間解析 / 多重代入法 / 時間依存性ROC曲線 |
研究成果の概要 |
診断法研究のメタアナリシスにおける要約ROC解析に対する公表バイアスの影響評価を行う方法は皆無であったが、最初の感度解析法の提案をHattori and Zhou (2018)に報告した。現在はその方法を生存時間データの場合に拡張している。また時間依存性予測値曲線をメタアナリシスにより推定する方法を提案し、Hattori and Zhou (2017)に報告した。さらに、生存時間とバイオマーカーの関連を評価する指標であるC-indexをメタアナリシスにより推定する方法を開発した。現在は専門誌への投稿準備を進めている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
個別化医療への期待より、バイオマーカーと生存時間の関連を統計的に評価することが重要となる。我々の研究により関連を評価する上で有用な指標である時間依存性予測値直線、C-indexなどを、先行研究で報告された情報のメタアナリシスにより効率的に推定することが可能となった。また、メタアナリシスを行う際の大きな問題である公表バイアスの影響を評価する方法を開発した。バイオマーカー研究のメタアナリシスにおいては、これまで公表バイアスの影響を評価する方法は皆無であったが、より客観的な評価が可能となった。
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