研究課題/領域番号 |
16K12433
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高性能計算
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研究機関 | 北陸先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
宮田 一乗 北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (00308355)
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研究協力者 |
北 直樹
クリケット グレゴア
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 情報ハイディング / コンピュータグラフィックス / カラーパレット / マッピング / 球面ディスプレイ / データ可視化 / バーチャルリアリティ / 多視点ディスプレイ / カラーデザイン |
研究成果の概要 |
(1) カラーパレットの色数に依存しない特徴量抽出手法を開発し、色数によらずパレットの美的評価が可能なモデルを構築した。(2) 多視点制約のもとで限定的な色(グレースケール)の組み合わせを最適化する手法を提案し、前後左右上下のどこからモデルを閲覧した場合でも、オリジナルの陰影を適切に表現することを可能した。(3)画像の重ね合わせで秘密が復号されるという視覚復号型暗号の生成手法を開発し、提案手法が2値画像だけでなく、グレースケール画像、カラー画像にも適用可能であることを示した。(4) 2次元平面上で定義された任意のプロットデータを球面上へマッピングする手法を提案し、没入的環境で観察を可能とした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
開発した視覚復号型暗号の生成手法をベースに、離散的な色集合の美的調和の評価手法、多視点制約および色(階調)の幾何的制約下での空間配置の最適化、2次元プロットの球面へのマッピングを組み合わせることで、様々な情報ハイディングに応用できる研究基盤を構築できたと考える。本研究では情報ハイディングを研究課題として設定したが、研究成果は、ハイディングとは真逆の情報可視化への応用も期待できる手法である。また、情報ハイディング研究の新規分野開拓という学術的寄与のみならず、セキュリティ技術にSense of Wonderのようなエンタテインメント性を付加し一般の人々にも親しみやすい技術を提供できた。
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