研究課題/領域番号 |
16K12444
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
認知科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
苧阪 直行 京都大学, 文学研究科, 名誉教授 (20113136)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 笑い / ジェームス・ランゲ説(末梢説) / 社会脳 / 機能的磁気共鳴画像法(fMRI) / 情動 / 自己と他者 / ジェームスランゲ説 / 社会性 / fMRI / ハイパースキャニング / fNIRS |
研究成果の概要 |
笑いの生起についての起源や過程には情動が笑いという身体変化をもたらす説(キャノン・バード説(C-B)(中枢説)に対し、身体変化が情動をもたらすとするジェームス・ランゲ説(J-L) (末梢説)がある。C-B説は”おかしいから笑う”、J-L説は反対に”笑うからおかしい”という立場に立脚する。本課題では、笑いの認知の脳内メカニズムを明らかにするため、J-L説を機能的磁気共鳴画像法(fMRI)を用いて検討した結果、J-L説で解釈できるデータを得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
笑いは他者との共感や相互理解を生む社会脳の重要な機能であるが、その脳科学的研究はほとんど行われていない。笑いは豊かな社会生活を営む情動ともかかわる。笑いがJ-L説でも解釈可能であると考えて、fMRIをとくにfacial feedback仮説から検討した。脳画像解析の結果から、右半球の前頭眼窩領域などに活動が認められ、J-L説が支持されたと考えた。
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