研究課題/領域番号 |
16K12445
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
認知科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
木村 大治 京都大学, アフリカ地域研究資料センター, 教授 (40242573)
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研究分担者 |
藪田 慎司 帝京科学大学, 生命環境学部, 教授 (50350814)
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研究協力者 |
高梨 克也
中村 美知夫
花村 俊吉
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 出会い / 挨拶 / 別れ / 共在 / 焦点の定まった相互作用 / 焦点の定まらない相互作用 / 匿名性 / 文化間比較 / 動物と人間 / 行動分析 |
研究成果の概要 |
この研究では,「出会い」とそこで生じる「挨拶」をテーマとして,人間と動物を同じ土俵の上で論じることを試みた。その結果,「出会い」は出会いと別れが繰り返される社会的なコンテクストの中で捉えられるべきであるというビジョンが明らかになり,そこで起こっているさまざまな事態の精密な分析事例を得ることができた。また,「別れ」においては,人間は挨拶を交わすものの,他の動物ではそういった行動は見られないことが明らかになり,人間の相互行為のユニークな性質を解明する手がかりが得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「出会い系」などという言葉がネット界に溢れるように,現代は人々が出会いに渇望し,出会うことが難しい時代である。なぜ出会いとはそのような難しさを孕んでいるのか。この研究は,この問いに答える方向性を示し得たと考える。また,相互行為論の領域においても,出会いはある種特異な存在であり,この研究はその特異さの原因をかなりの程度示すことができた。
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