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骨導超音波聴覚を利用した初期老人性難聴の診断装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K12447
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 認知科学
研究機関東北学院大学 (2018)
九州大学 (2016-2017)

研究代表者

伊藤 一仁  東北学院大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (80443167)

研究分担者 森 周司  九州大学, システム情報科学研究院, 教授 (10239600)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード聴覚 / 骨導知覚 / 可聴上限周波数 / 蝸牛増幅機構 / 老人性難聴 / 骨導超音波 / 骨導聴覚 / 蝸牛増幅機能 / 等ラウドネス特性
研究成果の概要

本研究は、ヒトの聴覚における蝸牛増幅機能のトノトピックな限界が、気導聴力における約20 kHzの上限周波数を決定していることを、骨導という特殊な聴覚を利用して検証した。また、ヒトが加齢に伴って罹患する初期の老人性難聴は、この蝸牛増幅機能の高周波域からの減退を主な要因としていることも、この骨導聴覚によって示唆された。さらに、初期老人性難聴の罹患状況を表す指標として、高周波帯域における骨導ピッチ知覚特性の変容が利用可能性であることが示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

加齢と共に進行する聴覚障害である老人性難聴は、高齢者の生活の質を落とす要因となっているばかりか、近年認知症を進行させる原因の一つと指摘されている。そのため、中年期あるいは若年期などの早期からの検査・診断、そして予防が今後重要性が増すだろう。本研究の成果は、そのような聴覚障害の検査において骨導聴取を用いる事の有効性を証明した。そして、このような研究の成果や検査法を継続して発信・提起することにより、老人性難聴や他の聴力障害が抱える問題を社会により広く認知させ、潜在的な補聴器市場の活性化や、より優れた補聴システムの開発、並びに根源的な治療法の開発の促進に繋げていけると考えている。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 加齢性聴力損失とそのピッチ知覚2018

    • 著者名/発表者名
      伊藤一仁、田村俊介、森周司
    • 学会等名
      日本音響学会2018年春季研究発表会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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