研究課題/領域番号 |
16K12484
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
大澤 博隆 筑波大学, システム情報系, 助教 (10589641)
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研究協力者 |
Shi Qiu
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ウェアラブルコンピューティング / ヒューマンエージェントインタラクション / 視線表出 / 擬人化 / ヒューマンインタフェース / ユーザインターフェース / エージェント |
研究成果の概要 |
視覚障害者20名に対し現状の問題分析を行った。結果、視覚障碍者はアイコンタクトなど、相手の顔の肯定的なシグナルを得られないことが会話の障害となっていることが分かった。これを元に現状のプロトタイプデバイスを改良し、ユーザの視線を検出し、これを振動によってフィードバックし、同時にアイコンタンクトを表出するためのデバイスを開発した。以上の結果を元に視覚フィードバックを用いたシナリオを設計し、これを元に対話を行ったところ、触覚フィードバックが会話パートナーへの集中を促すこと、対話者と装着者それぞれが話しやすくなることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
盲目の患者は国内だけでも160万人を超えており、将来的には200万人以上が発生すると考えられる。こうしたユーザにとって環境中の物を見るための目の代替手段が必要とされているが、同時にコミュニケーションのための視線表出と、相手の視線を検出する技術が求められている。こうした患者に対し、機能の補完を目指す本研究は大きな手助けになると考えられる。本研究で行われるような視線表出がこうしたユーザに適用されることで、視線を要求するような感情労働の分野に、こうした障害をもつ患者が参加でき、障害を持つ人々が健常者と同じように活躍し、社会参画できるような社会像が、将来的に想定できる。
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