研究課題/領域番号 |
16K12486
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
牧野 浩二 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (60560159)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 暗黙知 / 形式知化 / 人工膝置換術 / 陥入爪 / 歩容評価 / データサイエンス / 診断システム / リハビリテーション / 全人工膝関節置換術 / 自己組織化マップ / クラスタ分析 / 主成分分析 / あ |
研究成果の概要 |
重心計測やモーションキャプチャによる歩容動作を基にして脚部の疾患に関する専門医が持つ暗黙知の形式知化を行った。人工膝置換術後の被介護者の歩容の評価法の一部は,暗黙知は言葉で教えられることはないが, 新人の理学療法士が年限とともに獲得できることを数値的に示すことができた。同様の手法を陥入爪患者に適用することで,陥入爪患者の独特の歩容があることが分かった。さらに,この考え方を指の動作に適用することで手に関する暗黙知の解明にもつながる知見を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では脚部の疾患に関する専門医が持つ暗黙知を形式知化することを行った。これを解明することで,医師が持つ言葉にならない優れた知識を形式知化して,他の医師に伝えることができる。これは,技術伝承だけでなく,若手専門医の育成にも有意義となる。また,本研究は歩容に関する2症例を対象として研究を行ったが,解明手法を応用することで手の動作に関する暗黙知の解明にもつながることが示され,医療関係への応用が期待できる。この考え方は医学に特化したものではないため,匠の技と呼ばれる技術の伝承にも応用が期待できる。
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