研究課題/領域番号 |
16K12505
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
知能ロボティクス
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研究機関 | 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 |
研究代表者 |
塩見 昌裕 株式会社国際電気通信基礎技術研究所, 知能ロボティクス研究所, 室長 (90455577)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 保育支援ロボット / ヒューマンロボットインタラクション / 授乳支援 |
研究成果の概要 |
対話型ロボットとロボットアームが連携して会話調で第三者へと現状を説明しながら飲み物を口元へと運ぶシステムを開発し,被験者実験を通じてその社会的受容に関する印象評価を行った.実験の結果,対話型ロボットが適宜現状を説明することで,好ましいと思う度合いが有意に向上することが示された.さらに,人型ロボットによる授乳シーンと,アーム型ロボットによる授乳シーンを用いたWEBアンケートを通じてロボットの外見が授乳支援にもたらす社会的受容性への影響を検証した結果,人型の外見を備えたロボットによる授乳シーンが,ロボットアームによる授乳シーンよりも有意に社会的受容性が高いことが示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を通じて,人々の生活支援を行うロボットが自身の社会的受容性を高めるために,人のような外観を用いるだけではなく,ロボット同士の会話を見せることが有用であることが示された.会話を見せる行為は必ずしもタスクの達成に必要なものではないが,人間は社会的な振る舞いを見せる存在に対してより高い受容性を示すことを示しており,今後人々と関わりあうロボットの振る舞い設計において有用な知見を得ることができた.
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