研究課題/領域番号 |
16K12512
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
感性情報学
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研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
岡田 美智男 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (50374096)
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研究分担者 |
柏崎 秀子 実践女子大学, 生活科学部, 教授 (30221873)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 〈弱いロボット〉 / 共同想起 / 学びの場のデザイン / 高齢者ケア / 弱いロボット / 関係発達論的な学び / 関係論的なケア / 発話生成システム / Protege Effect / ソーシャルなロボット / 関係発達論 / 共同想起対話 / ソーシャルロボット / 学びの場 |
研究成果の概要 |
従来から「子どもたちは自ら学ぶことよりも、年少の者に教えるほうが熱心になれ、その工夫のなかで自らも学んでしまう」ことが知られている。本研究では、能力の不完全な〈弱いロボット〉が子どもたちの積極的な関わりやアシストを引き出すことを生かして、この関わりの中で子どもたちの学びを促すような〈関係発達論的な学びの場〉をデザインし構築する手法を提案した。具体的には、子どもたちに昔ばなしを話して聞かせる際に、大切な言葉をもの忘れしてしまうロボットを構築し、ロボットの不完全な発話や想起に対する子どもたちの共感的なアシスト行動が子どもの学びを促進させる上でどのような効果があるかを検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、子どもたちに昔ばなしを語って聞かせようとするも、時々大切な言葉をもの忘れしてしまうような〈弱いロボット〉が、むしろ子どもたちの積極的な関わりや手助けを引きだすことを生かして、この関わりの中で子どもたちの学びを促すような学習環境の構築方法を提供するものである。同一の枠組みは、高齢者がロボットとの共同想起に貢献する中で、自らもケアされるような場面への展開も期待できる。
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