研究課題/領域番号 |
16K12535
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ウェブ情報学・サービス情報学
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
高間 康史 首都大学東京, システムデザイン研究科, 教授 (20313364)
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研究分担者 |
服部 俊一 一般財団法人電力中央研究所, エネルギーイノベーション創発センター, 主任研究員 (00771916)
小野田 崇 青山学院大学, 理工学部, 教授 (40371661)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 推薦システム / 価値観 / 健康増進 / 観光 |
研究成果の概要 |
本研究は,ユーザの価値観をモデル化する手法を確立し,情報推薦の適用範囲を広げることを目的とする.価値観とは物事の優先順位に対する個人の考えであり,情報推薦の枠組みで考えればアイテムを評価する際のこだわりとみなすことができる.この考えに基づき,アイテム評価におけるユーザのこだわりを定量化し,情報推薦に適用することを目的とする.価値観モデリング,およびこれを利用した情報推薦手法について研究し,ロングテールアイテムの推薦などに有効であることを示した.ユーザの行動を推薦する「行動推薦」へ情報推薦の枠組みを拡張することにも取り組み,健康増進や観光などを対象とした推薦システムの開発などを行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現状の情報推薦技術では,少人数のユーザにしか購入,高評価されないロングテールアイテムの推薦は困難であることが知られている.また,健康増進のためのレシピ推薦や,エネルギー問題解決のための省エネ活動推薦などに情報推薦の適用範囲を拡大するためには,ユーザの行動変容を促す必要がある.すなわち,ユーザがこれまでとってきた行動とは異なる行動を推薦し,かつその推薦を受け入れてもらう必要がある.これは,ユーザの過去の行動からその嗜好を推測し,推薦アイテムを決定する従来アプローチでは対処が困難である.本研究で取り組んだ価値観モデリング,行動推薦に関する研究成果はこれらの課題解決に貢献することが期待できる.
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