研究課題/領域番号 |
16K12538
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ウェブ情報学・サービス情報学
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研究機関 | 京都看護大学 |
研究代表者 |
千葉 陽子 京都看護大学, 看護学部, 准教授 (80432318)
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研究分担者 |
菅 万希子 帝塚山大学, 経営学部, 教授 (10612989)
林 里沙子 京都看護大学, 看護学部, 助教 (60754512)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 助産師 / 継続支援 / クラウド型情報共有システム / 地域母子保健 / 子育て支援 / ハイリスク妊婦 / 初産婦 / 受け持ち助産師制 |
研究成果の概要 |
本研究では、病院等で出産する女性と、勤務助産師、地域の開業助産師を繋ぐクラウド型継続的支援体制を構築し、その有用性を検討した。まず産後1年を経た母親へのインタビューにより助産師から受けたケアと助産師へのケアニーズを抽出し、病院等で出産した母親は退院後の継続支援へのニーズが高いことが示唆された。そして助産師らとの検討を通して母親と助産師が母子の情報やケアの記録を共有するためのWebアプリケーションの要件定義を行い、クラウド型継続支援体制のモデルを構築した。その後、Webアプリケーションのプロトタイプを用いて勤務助産師と母親を繋ぐことを想定した試験的運用を行い、支援体制の利点や課題を明確にした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多くの出産が病院等で行われている昨今、病院等と自宅・地域での支援が継続的に提供されることは重要であり、Webアプリケーションを用いて母親と助産師が母子の情報やケア記録を共有できるシステムは、より効果的・個別的な継続支援の実施を可能にするものと期待される。またこうした関わりによって助産師と繋がり支援されていることを母親自身が認識できれば、母親はエンパワーされ、セルフケア能力も向上していくのではと考えられる。
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