研究課題/領域番号 |
16K12542
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
図書館情報学・人文社会情報学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
影浦 峡 東京大学, 大学院情報学環・学際情報学府, 教授 (00211152)
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研究協力者 |
矢田 竣太郎
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | Twitter / 感情要因 / 触発性 / データアノテーション / 図書に言及するツイート / 態度分析 / 強迫性 / 誘引性 / 談話分析 / 文書分類 / 固有表現抽出 / 書名 / 教師付き学習 / 情報サービス / 読書触発 / SNS |
研究成果の概要 |
図書に言及するツイートに関しては、大規模な書名データベースを用いて図書・非図書の分類問題として課題を定義し、自動投稿と非図書を二段階で判別する手法を開発して実用レベルのパフォーマンスを達成した。また比較実験の結果、関連する課題のSOTAと比するパフォーマンスであることを確認した。 触発的なツイート(誘引性・非強迫性を備えた図書に言及する)については学習データの構築仕様を定義しデータを二段階で構築し、判定手法を開発した。研究協力者による評価において、触発性に有意な差が見られることを確認した。 システムはプロトタイプを構成しており、2019年度中に試験公開を予定している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
街の書店が激減する中、消極的に図書に触れる機会が減っている。オンライン上では積極的に関心を向けた場合には多様な図書関連情報が得られるが、それは既に読書習慣を身につけた人にとって有効ではあるものの、「前読書家」には有効ではない。本課題は、しばしば日常的な文脈で友人や知人・家族等から消極的に得られる図書関連情報が一定程度、人を読書及び図書選択に導くことを踏まえ、それに対応した機構をSNS上で実現しようとするもので、多くの読書関連サイトが読者を想定しているのに対し「人が読むようになることを促す環境」を構築するという点で独創的であり、また、社会的な重要性も高い。
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