研究課題/領域番号 |
16K12551
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
図書館情報学・人文社会情報学
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研究機関 | 文教大学 |
研究代表者 |
加藤 綾子 文教大学, 情報学部, 講師 (10597941)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | PDS / VRM / パーソナルデータ / メディエータ / 個人中心 / 自己情報コントロール / GDPR / データポータビリティ / 個人情報 / パーソナルデータエコシステム / 制度設計 / データ利活用 / パーソナルAIエージェント / 金融 / PSD2 / サービスイノベーション / 分散PDS / プライバシー / 脱中心型 / データ流通 / 個人主導のデータ流通 / 社会情報学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,パーソナルデータの扱いに関する技術面・法制面の変更が,市場面にも影響して,個人中心の社会・経済の構造を形成するのではないかということを整理して説明することである.諸外国の動向を把握するため,本研究は文献調査を行い,MyDataを含む複数の国際会議に参加して情報収集を行った.金融分野では法制面・技術面の条件が整いつつあることで,データポータビリティ相当の状況が成立し始めていることが分かった.また,本研究は,分散PDSのユースケースや,多対多の取引における仲介機能(メディエータ)について検討を行い,パーソナルデータエコシステムの制度設計に向けた論点整理や課題抽出を試みた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,個人中心型のデータ流通・利活用を推進するMyDataに関して国外の動向を情報収集した.これについては政府や産業界からの関心も高く,筆者は政府の会議で報告を行ったほか,問題意識を共有する産学の有志メンバーと共にMyData Japanという会議を企画・運営した.本研究はこのように産学官の会議への積極的な参加とフィードバックを通じて,日本における個人主導のデータ流通・利活用に関する議論の展開と時流の創出の一端に貢献することができた.
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