研究課題/領域番号 |
16K12552
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
図書館情報学・人文社会情報学
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研究機関 | 放送大学 |
研究代表者 |
辰己 丈夫 放送大学, 教養学部, 教授 (70257195)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 情報教育 / 情報セキュリティ / 自閉症スペクトラム / 発達障害 / 情報倫理 / 情報リテラシ / キャリアデザイン |
研究成果の概要 |
当初、自閉症スペクトラム傾向(ASD)と情報倫理規範への対応に正の相関、情報セキュリティにおける危機管理能力に負の相関があると予想した。調査内容がセンシティブであることから予定した調査ができなかった。 そこで、スマートフォンを利用した計画的な学習補助について、ASDが強い人でなく、一般の高校生を対象に調査した。 生徒らは宿題管理や視覚障害補助にスマートフォンを効果的に使用していた。また、他の研究者からレビューを行なったところ、流動性知能と結晶性知能の問題と、情報セキュリティ・情報倫理、入念に設計されたリスクマネジメントによる自閉症スペクトラムが強い人への情報教育の可能性について評価を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自閉症スペクトラム傾向(ASD)が強くない人も利用しているスマートフォンの普及のおかげで、ASDが強い人も日常生活を改善できてきたと推測できることが挙げられる。以前から、発達障害児が多い養護学校では、毎朝、「今日の予定」を確認する時間を作り、それに沿って学習を進めることで効果を上げていたが、それをICTを利用して、さらに便利にできるということになる。また、ASDが強い人とそうでない人では、近年注目されている、その場で考えて対応する流動性知能と、知識として持っている結晶性知能への取り組みについて違いがある可能性が予測され、今後の研究発展が必要であることがわかった。
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