研究課題/領域番号 |
16K12553
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
図書館情報学・人文社会情報学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
菱山 玲子 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (70411030)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | スマート環境 / スマートセンシング / サービスコンピューティング / スマートセンサ情報システム / 知能情報学 / メンタルヘルス / IoT |
研究成果の概要 |
大学等ではメンタル面の不調やうつ病が原因で「修学上の困難を抱える学生」を把握し,面談を通じて問題内容を把握し必要な指導やアドバイスを行うが,問題が把握された時点では既に,修学上の困難を取り除くことが難しいケースも散見される.この問題に対し,修学上の困難に陥ることが予測される学生を早期にスクリーニングし,適切な指導,医療的な介入に結びつけたい.本研究はIoT/M2Mサービスとサービスコンピューティング技術を組合せ,学生の日常的な活動空間をモニタリングすることにより問題発生の手がかり情報を獲得した.これにより,学生が修学上の困難に陥る兆候を検知するためのコンピューティング基盤を明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
IoTセンサが偏在する環境は,人に負担をかけないスマート環境からのデータ取得と蓄積に寄与できる.また,メンタル面で不調を抱える人の手がかり情報の獲得にも寄与できる.本研究の学術的意義は,人の日常生活空間をスマート環境と位置付け,メンタル面の健康と生活習慣との間に有意な相関があるとされる生活リズムに関する情報を,各種IoTセンサを利用しMVNOサービス経由でセキュアに取得し,生活リズムに関するFACT収集が可能であることを示した点にある.本研究の社会的意義は,就労・修学上の困難に陥ることが予測される社会人や学生を従前より早期に予測・スクリーニングでき,予防的介入への実現に向けて貢献した点にある.
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