研究課題/領域番号 |
16K12566
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
学習支援システム
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研究機関 | 香川大学 (2017-2019) 関西福祉大学 (2016) |
研究代表者 |
前川 泰子 香川大学, 医学部, 教授 (60353033)
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研究分担者 |
中島 智晴 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (20326276)
山本 美輪 鳥取大学, 医学部, 教授 (70353034)
武智 尚子 香川大学, 医学部, 助教 (60839869)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 認知症ケア / 回想法 / 人工知能 / コンテンツ自動生成 / 自動生成システム / 感情認識 / 回想法コンテンツ |
研究成果の概要 |
本研究は,認知症高齢者などに対して精神状態の安定や認知機能の改善に有用とされている回想法(Butler R N,1963)で用いる素材の選択に関して,回想法を実施する者の経験だけに頼らない人工知能システムを開発することを目的とする.まず,従来熟練者が行っていた回想法のコンテンツについてデータベースの内容を検討し,コンテンツ提示をロボットが行うための情報基盤づくりに取り組んだ.アルゴリズム的手法としては情報推薦を採用し,データベースから適切な回想コンテンツを情報推薦アルゴリズムが選択して,選択されたコンテンツをロボットが提示する一連の流れを自動システム化している.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
回想法は高齢者に過去を想起して語ってもらうことで,認知機能・心理的安定を導き出す効果的な援助であることから,その実施においては,対象のこれまでの背景や経験などに即した内容であることが効果につながる.一方,介護職の離職率の悪化など,回想法に関する知識や経験が豊富な人材確保が困難な現状があり,実施者の経験に頼らない効果的な回想法実施のためコンテンツを人工知能技術により自動選択するAI技術を開発した.
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