研究課題
挑戦的萌芽研究
キャビティリングダウン分光法を用いたオープンパスタイプのエアロゾル消散係数計測装置を新規に開発して、性能評価試験を実施した。粒子を除去した条件での連続測定や、実大気粒子の試験測定などを実施し、開発した装置が実大気の相対湿度環境下でエアロゾル消散係数のリアルタイム直接観測に適用可能であることを示した。
本研究で開発したオープンパスタイプのエアロゾル消散係数計測装置を用いた実大気観測研究を進めることで、エアロゾル粒子が吸湿成長して太陽光の光散乱量が増加する程度や、吸湿成長に伴い雲粒を生成する過程に関する知見が得られると考えられる。その結果、エアロゾル粒子が気候や大気環境に及ぼす影響に関する、より詳細な理解が得られると期待される。
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