研究課題/領域番号 |
16K12618
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境技術・環境負荷低減
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
山本 剛 九州大学, 工学研究院, 准教授 (20321979)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | PM2.5 / 付着力 / 流動層 / 連続再生 / 酸化反応 / 相対速度 / 数値シミュレーション / 連続再生式 / PM燃焼 / ミネラル / 燃焼促進 / 汚染質除去技術 |
研究成果の概要 |
PMは主に燃焼機関から排出される煤塵であり,近年の燃焼技術の向上により微小化しているが,小さいほど人体の奥深くに入り易く様々な疾患の原因物質とされている.しかし,現状技術の改善ではPM2.5を高効率捕集することは難しく,新たな手法の開発が必要である.申請者らは粒子間付着力を利用した流動層式PM除去装置を開発し,PM2.5の高効率捕集に成功した.またPMはベッド粒子表面に付着・堆積することから,PMの捕集と酸化処理を同時に行えば,装置は半永久的に使用可能となる.本研究では流動層の低温燃焼特性,酸化触媒の適用によりPMの酸化を促進し,低温で運用可能な高効率連続再生式PM2.5除去装置を開発する.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在,PMの除去にはバグフィルタ,DPF,電気集塵機が用いられているが,現状技術の改善によりPM2.5を高効率捕集することは難しい.これに対し,本研究では粒子自身が持つファンデルワールス力等を利用してPM2.5を高効率捕集する点が独創的である.本装置は,流動媒体が自由に動きPM捕集に伴う圧力損失の上昇を抑制,簡単な装置構造により低コストで運用可能,装置の大型化・小型化が容易であらゆる燃焼機関に対応可能である.本研究成果が達成されれば,様々な燃焼機関へのPM除去装置の装着を促進し,PMの大幅な削減が達成可能であることから,人体への影響低減および地球環境負荷低減に対する貢献は非常に大きい.
|