研究課題/領域番号 |
16K12624
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境モデリング・保全修復技術
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
池 道彦 大阪大学, 工学研究科, 教授 (40222856)
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研究分担者 |
惣田 訓 立命館大学, 理工学部, 教授 (30322176)
井上 大介 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (70448091)
黒田 真史 大阪大学, 工学研究科, 助教 (20511786)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 1,4-ジオキサン / バイオレメディエーション / 環境技術 / 水質汚濁浄化 |
研究成果の概要 |
本研究では、1,4-ジオキサン汚染地下水の効率的な浄化を達成するバイオレメディエーション技術の基礎を確立することを目指し、環境中において1,4-ジオキサン分解菌の浄化活性を特異的に維持する活性化剤の探索を試みた。その結果、ジエチレングリコールが既知の1,4-ジオキサン分解菌の特異的増殖基質であること、また、テトラヒドロフランが多様な微生物群の共存下で1,4-ジオキサン分解菌を集積し分解能を向上させるために有効な基質であることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
各地で地下水汚染が顕在化しつつある1,4-ジオキサンに対する実用的な浄化技術の開発は喫緊の課題である。本研究では、効率的かつ低コストな新たな浄化技術になり得ると期待される分解菌を活用したバイオレメディエーションに着目し、1,4-ジオキサン分解菌の特異的増殖及び環境中からの集積に有望な炭素源を見出すことができた。本研究の成果は、1,4-ジオキサン分解菌の生物学的特性の理解深化や環境中における1,4-ジオキサン分解菌の合理的制御法の確立に資する基礎的知見であり、学術的にも社会的にも重要な意義を有している。
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