研究課題/領域番号 |
16K12672
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
デザイン学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
高安 啓介 大阪大学, 文学研究科, 教授 (70346659)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | デザイン / 環境デザイン / ソーシャルデザイン / 装飾 / コミュニケーション / 簡素さ / ウルム造形大学 / マックス・ビル / デザイン史 / デザイン用語 / デザイン思想 / 社会デザイン / インクルーシヴデザイン / サステイナビリティ |
研究成果の概要 |
現代の主要な分野として、環境系・社会系・情報系のデザインの言説に注目した。デザイン教育制度における教育内容の変化、デザイン評価制度における評価対象の変化、近年のAIをめぐる議論、デザインジャーナリズム、デザイン辞典などを参照した。20世紀の後半にすでに製品から情報へという力点の変化が起こっており、モノからコトへの移行もかなり前から言われてきたが、21世紀にかけての大きな変化は、個物を作り上げるより、独立した個体どうしの関係を生み出すことに力点が置かれるとともに、生産・流通・消費・廃棄といった過程そのものを考案することに意義が見出されつつある現状をとらえた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はかなり大きな視野から現代のデザインの傾向をとらえようした。私たちの現在の位置を知るためには、ここにいたるデザインの歴史をふまえる必要がある。課題解決をせまられるデザイン実践にとっては、今一度みずからの仕事について反省する材料になりうるし、デザインの歴史研究にとっては、今日の関心にもとづいた歴史への切り口を知ることにつながる。
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