研究課題/領域番号 |
16K12677
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
デザイン学
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研究機関 | 宮城大学 |
研究代表者 |
日原 広一 宮城大学, 事業構想学群(部), 教授 (30404833)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 視覚支援 / 聴覚ディスプレイ / データ可聴化技術 / パラメタマッピング / 点字ブロック / 誘導 / 視覚障がい者 / 情感 / 視覚障碍者 |
研究成果の概要 |
視覚障がい者のための誘導ブロック(点字ブロック)が抱える課題解決を目指す「カラーセンサを用いた誘導システム」装置(白杖型)の開発は,色音変換(色→音)方法を外部記憶装置に記録した「音源」を呼び出す方法を採用することにより当初の見通し通り3モード(①誘導,②ランディング,③選択)の切替を可能とした. 外部筐体制作においても,走査部フードの形状シミュレーションを多数行い目的の精度を達成した.また本体「スライド方式」が可能となり携帯化が達成できた.また本装置は,「カードゲーム」に簡単に応用でき,晴眼者と視覚障がい者同士によるゲーム実施が可能であることを示してくれるなど,目的以上の成果を獲得できた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現行の誘導ブロック(点字ブロック)式には,高齢者歩行や車いす利用者或いはキャスター付き荷物の移動時に少なくない障害を来している.本研究はそれらの課題を色票とカラーセンサーを利用した「色音変換発音装置」による誘導に代替しようとするものである. 研究結果より,色票に3つのモード(①誘導,②ランディング,③選択)を与えることにより,それをカラーセンサで走査することによって,即時的誘導,イベント発生,選択情報という異なる3つの情報を指し示すことが可能となり,複雑かつ高度な誘導を可能とさせることが分かった.以上の結果は,「誘導」及び「警告」2種のみの,点字ブロック式誘導にはない可能性を期待させる.
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