研究課題/領域番号 |
16K12683
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
デザイン学
|
研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
山田 洋子 立命館大学, OIC総合研究機構, 上席研究員 (20123341)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | ビジュアル / ナラティヴ / かわいい / 日本文化 / ワークショップ / デザイン / 心理 / 文化 / 文化心理学 / 日本文化論 |
研究成果の概要 |
「かわいい」という感性を明確にするために、ビジュアル・ナラティヴによる「かわいい」画像の共通性を分析し、「スーパーかわいい」モデルを作成すると共に、「小さい似たものがならぶ」「つつまれた入れ子」など新しい視点を発見した。「かわいい」を日本文化論のなかに位置づけ、「いき」と比較すると共に、ほほえみの表情、あたたかい、やわらかい触感や共感覚と関連づけたデザインのアイデアを提案した。ビジュアル・ナラティヴに適用できる新しいメディアミックスの質的方法論「異種むすび法」を開発し、医療実践や社会支援に役立つワークショップ法を開発した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ビジュアル・ナラティヴは、認知や知能を中心に研究されてきた心理学において、感性やイメージやメタファー、共感覚や共感を重視する新しい観点を開拓する。新しいメディアミックスの質的方法論「異種むすび法」は、狭義の言語中心であったナラティヴ・アプローチに対して、視覚イメージによる対話という新しい観点と方法をもたらす。ビジュアル・ナラティヴは、参加者が楽しく実践でき、作品をつくる生成と変容プロセスを実感でき、作品の発表会で対話的共同生成の場をつくることが可能になる。ビジュアル・ナラティヴは、専門家教育や各種研修、特にワークショップに向いており、医療実践や社会支援やビジネスに役立つと考えられる。
|