研究課題/領域番号 |
16K12686
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
家政・生活学一般
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研究機関 | 武庫川女子大学短期大学部 (2018) 静岡大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
澤渡 千枝 武庫川女子大学短期大学部, 生活造形学科, 教授 (70196319)
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研究協力者 |
八木 達彦
市川 恵理
佐藤 夏姫
平田 好輝
佐野 隆之
三ツ井 涼
雪田 聡
竹本 由美子
日置 理惠
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 化学修飾 / ガンマ線照射 / セルロース / ポリエステル / ポリテトラフルオロエチレン / キトサン / 整肌性 / 繊維 / 有機化学 / 衛生 / 放射線 / 皮膚 |
研究成果の概要 |
「第二の皮膚」ともいわれる被服素材(繊維)に整肌効果をもたらすことを目的として,化学修飾の検討およびその効率化と,その整肌効果の検討をおこなった. 検討した被服素材は,セルロース系,ポリエステル系,およびフッ素系素材である.化学修飾法は,ガンマ線照射を経る方法と経ない方法を検討し,素材に応じたより良い方法を見出した.低分子量キトサンで修飾されたセルロース系素材は皮膚常在菌に対して穏やかな抗菌性を示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新しい機能を持った衣料素材が次々と開発される一方で,その加工剤による皮膚障害が報告されたりする現在,肌に負担をかけない「肌に優しい」素材の開発が盛んである.本研究ではこの現状から一歩踏み出して,積極的に肌の健康衛生状態の向上をもたらす衣料素材の開発を目指した.主として肌に触れる被服素材に対して,化学修飾法を検討し,一例として低分子量キトサン化素材を提案した.着用中に常時肌に触れることによってアトピー性皮膚炎などの皮膚障害を軽減する衣料の開発における知見として貢献したい.
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