研究課題/領域番号 |
16K12707
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 宮城大学 |
研究代表者 |
菰田 俊一 宮城大学, 食産業学群(部), 准教授 (50404843)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | メイラード反応 / 甲殻類 / アレルギー / エビ / 甲殻類アレルギー / 低アレルゲン化 / トロポミオシン / 多糖類 / 食物アレルギー / トランスグルタミナーゼ / 低アレルゲン化食品 |
研究成果の概要 |
耐熱性のエビ由来のアレルゲンタンパク質の低アレルゲン化技術として、メイラード反応による化学修飾が有効であるか評価した。メイラード反応は、タンパク質と糖類を結合させる反応であり、糖との複合体を形成することで、その化学性性質が影響を受ける場合がある。この反応物を評価した結果、まず、試験管レベルで抗体反応性への効果を確認できた。さらに、マウスを使ったモデルで、低アレルゲン化に有効であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、甲殻類由来のアレルゲンタンパク質を糖類により化学修飾することで、そのアレルゲン性を低減化できることを示した。本研究で用いた方法は、食品の加工や調理で一般的に用いられるメイラード反応を利用したものである。これまで、当該アレルギーが原因でエビ・カニを摂取できなかった罹患者がこれを摂取できるようになる可能性が示された。また、同様に他のアレルゲンタンパク質においても本手法が応用できる可能性も示唆された。
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