研究成果の概要 |
黄色ブドウ球菌はアトピー性皮膚炎の一因である。産卵鶏をS.aureus菌体抗原で過免疫し、その鶏卵卵黄から抗S.aureus (SA)IgY抗体を精製した。そして、抗SA IgY抗体のSA菌に対する生育抑制効果を検討した。Control IgYまたは抗SA IgYを濃度0-10mg/mlに調整し、SA菌液を容積比1:1で37°Cで0,4,6,8,12,24時間培養し、SA菌の増殖経過を観察した。 Control Igと比較し、抗SA IgYはSA菌増殖の誘導期を遅延させる生育抑制効果を有することが分かった。その生育抑制効果は 抗SA IgY濃度10mg/ml で約4時間であった。
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