研究課題/領域番号 |
16K12716
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 苫小牧工業高等専門学校 |
研究代表者 |
山口 和美 苫小牧工業高等専門学校, 創造工学科, 教授 (00133702)
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研究分担者 |
小島 洋一郎 北海道科学大学, 工学部, 教授 (50300504)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 食品 / センサ / 評価 / システム / データ解析 / 五感 / 分類 / 機器分析 / おいしさ / システム開発 / 味覚センサ / 嗅覚センサ / 視覚センサ / データ融合 / 識別評価 |
研究成果の概要 |
安心で安全な食料資源の需給がひっ迫すると懸念されるため、視覚情報を代替するセンサシステムの開発は、食品のおいしさ評価や安定供給の面においても、重要なキーテクノロジーになる可能性を有している。 これまでにない食品用ロボットビジョンシステムの構築に向けて研究を進めた。安価でポータブルかつ性能の異なる高性能なデバイスを複数台活用し、RGB画像データにより食品を簡易に分類する手法の検討を行った。このシステムで得られる色画像情報は、大量のスペクトルデータを持つため、必要な情報のみを抽出するデジタル信号処理や多次元データ解析が必須であることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
食べ物を見ると食欲が増進することを、我々は日常的に経験している。このことから、食べ物に対する視覚情報を摂食行動の動機付けへと変換する神経回路の存在が明らかになりつつある。この一方で、2030年、日本の総人口は1億1900万人へ減少するが、高齢化率は31.2%に上昇すると推計されている。世界の人口は、爆発的な増加を続け、85億5千万人に達する見込みであり、安心で安全な食料資源の需給がひっ迫すると懸念される。そのため、視覚情報を代替するセンサシステムの開発は、食品のおいしさ評価や安定供給の面においても、重要なキーテクノロジーになる可能性を有しており、学術的・社会的意義は大きい。
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