研究課題/領域番号 |
16K12718
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小林 彰子 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (90348144)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | アルツハイマー病 / バイオマーカー / ロスマリン酸 / ポリフェノール / 脳機能 / 脳神経疾患 / 痴呆 |
研究成果の概要 |
ロスマリン酸(RA)は、in vitroおよびin vivo試験においてアルツハイマー病の主病態であるアミロイドβに対する高い凝集抑制能を有する。本研究では、アルツハイマー病(AD)モデルマウスにRAを摂食させ、認知行動および脳内表現型を確認すると共に、血中のAD発症遅延反応性マーカーを探索することを目的とした。 ADモデルマウスにロスマリン酸(RA)を摂食させると普通食群と比較し認知機能低下が抑制された。血漿中の成分を網羅的に解析したところ、普通食群とRA食群の化合物の中に逆相関を示すものが存在し、これらの化合物がAD発症遅延反応性マーカー候補となることが考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アルツハイマー病(AD)は、症状が現れる約20年前から脳内Aβ蓄積などの脳内変化が始まっていること、また認知症の病態が進行してしまうと、治療が困難であることから、発症前や初期段階での診断、および予防・治療が重要かつ効果的である。本研究では侵襲性の低い血漿中から、ロスマリン酸摂食によるAD予防効果に伴い変動する、AD発症遅延反応性マーカー候補を見出した。
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