研究課題/領域番号 |
16K12732
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 名古屋女子大学 |
研究代表者 |
近藤 浩代 名古屋女子大学, 健康科学部, 准教授 (50333183)
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研究分担者 |
石原 昭彦 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (90184548)
藤野 英己 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (20278998)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 糖尿病 / 合併症 / 栄養 / 骨格筋 / 食品 / 血管 / 栄養学 |
研究成果の概要 |
本研究では, 微小血管の改善を誘導する食品成分について多種類の成分を選択し, in vitroの実験系で血管安定化因子,血管増殖・血管増殖抑制因子等の調節系を作用機序別に分子レベルで探索した.さらに血管障害改善の食品成分の候補を絞り込み,モデル動物に経口投与し,骨格筋の毛細血管血管への影響を分子レベルで解析,検証した.抗酸化系の食品成分や発酵食品抽出物において毛細血管ネットワークの三次元構造解析で退行抑制の結果が得られた.これらの食品成分は骨格筋の萎縮予防と毛細血管ネットワークの3次元構造障害を改善するのに有効であり,食品による栄養サポートが有用であるという結果が得られた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糖尿病は血糖コントロールの可否や長期化によって合併症をひきおこし,血管障害は, 様々なQOLの低下や要介護, 寝たきりにつながる. 本研究は糖尿病の合併症予防のために, 寝たきりの人や運動と併用して実施可能な, 食品栄養成分による血管病変を予防改善する栄養サポートの構築を目的とし研究を行った.複数種の食品成分から,毛細血管を支持する骨格筋の萎縮予防を促し,3次元血管障害を改善する事が重要であるという結果が得られた. 食品由来成分の影響を分子レベルで検証し,モデル動物における血管構造を可視化し, エビデンスにもとづく血管障害予防・改善因子による栄養サポートへの応用が示された.
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