研究課題/領域番号 |
16K12751
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
科学教育
|
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
札野 順 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 教授 (90229089)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
|
キーワード | リベラルアーツ / Positive Education / ポジティブ心理学 / 高等教育 / well-being / resilience / ポジティブ教育 / evidence-based / リベラルアーツ教育 / ポシティブ心理学 / よく生きる / 理工系高等教育 |
研究成果の概要 |
リベラルアーツ教育の理念・目的とポジティブ教育の親和性が高いことが確認できた。特に、よりよい社会の構築に貢献するという利他性を重視する点で、共通点があることが明らかになった。また、世界各地で始まっている高等教育機関におけるポジティブ教育の現況について実地調査を踏まえて、詳細な情報を得ることができ、International Positive Education Networkの関係者とのネットワークを構築することができた。加えて、教育方法として、効果が実証されているポジティブ介入の多くが、日本においても有効であることが、東京工業大学などにおける試行的な教育活動の実施によって質的に確認された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ポジティブ心理学などが、実証的データに基づいて示している「科学的」知見を、高等教育の現場に適用するポジティブ教育の可能性と重要性を示し、21世紀グローバル社会において「よく生きる」力を育成する「新リベラルアーツ」の構築に貢献できた。この課題の成果は、日本のみならず世界の高等教育を質的に変換させる契機となる可能性が高い。(少なくともGDP世界3位の経済力を持ち、治安・衛生面でも優れている我が国で、年間2万人を越える自殺者と出さなくともよい状況を作ることには貢献できる。)
|