研究課題/領域番号 |
16K12760
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
科学教育
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
川田 和男 広島大学, 教育学研究科, 准教授 (10300633)
|
研究協力者 |
玉井 輝之
山本 透
伊藤 真浩
岡本 克哉
正田 義明
檜山 司
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 技能評価モデル / 技能獲得支援 / 制御工学的アプローチ / 製図読図能力 / パーツ分類能力 / 掃き掃除能力 / 遺伝的アルゴリズム / 一時遅れ+むだ時間 / 技能評価 / 技能 / 評価 / 一次遅れ+むだ時間 / 学習者モデル / 触角フィードバック / 「一次遅れ+むだ時間」モデル |
研究成果の概要 |
本研究は,制御工学的アプローチを用いてものづくりの技能を評価し,さらに技能獲得を支援するシステムの開発を主目的とした。 技能評価モデル作成において,実数値型遺伝的アルゴリズムを用いることで,実際の技能データから技能評価モデルのパラメータを推定し,個人の技能評価モデルを作成することができた。このときの評価モデルとして,「一次遅れ+むだ時間」モデルおよび「指数関数」モデル(心理学評価で用いられる学習曲線のモデルの試行回数を学習時間に変更)を用い,3つのパラメータで個人の特性を評価できるようにした。この評価を用いて,技能獲得のための支援システムの開発も行った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
技能を評価した研究は多数あるが,制御工学で用いられる「一次遅れ+むだ時間」モデルのTKLパラメータ,および教育や心理学等で用いられる「指数関数」モデルのパラメータを遺伝的アルゴリズムで少ないデータから個々の技能の評価を行い,技能獲得を支援する事例はなく,新奇な概念である。技能獲得を目指した支援システムを構築する上で,本研究の手法が様々な分野(教育,工学等)で活用されることが期待できる。また,ものづくり技術・技能の伝承にも応用でき,飛躍的進展と大いなる成果が期待される。
|