研究課題/領域番号 |
16K12761
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
磯崎 哲夫 広島大学, 教育学研究科, 教授 (90243534)
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研究分担者 |
野添 生 宮崎大学, 教育学部, 准教授 (20751952)
平野 俊英 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (70325033)
磯崎 尚子 富山大学, 人間発達科学部, 教授 (70263655)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 理科教育 / 授業研究 / 教師知識 / 教師教育 / 理科教師 / 科学教育 / 理科授業 |
研究成果の概要 |
本研究は、子どもの学びに関わる教師たちの授業の「技」について、欧州を中心として新しく提唱されている人類学的教授学や教師が保有する知識・信念、また、授業の探究に関する国内外の方法論の視座からの理論的研究(主として文献研究)及び実証的研究(実態調査や試行的授業の実施と分析)を通して、教師のコンピテンシーを高める新しい授業の探究の技法について検討した。その結果、教師を取り巻く社会文化的文脈が、授業の探究の技法に影響を与えることが明らかとなり、それらの知見を踏まえて、「指導と学習の文脈」を新たな観点として取り入れた授業分析方法を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
わが国の授業に関する伝統的な探究の技法としての「授業研究」は、授業における子どもの学びを明らかにするために長年、実践されてきているものの、その理論化は理科教育において試みられなかった。本研究は、欧州諸国で展開されていった教育に関わる知識の諸理論を援用しながら、また、それらを基盤にしながら、理科教育における授業の探究技法の理論的・実証的解明を試みており、得られた研究成果は、実践者としての教師のみならず、研究者にとっても知見を得ることができた。より汎用性を求めて試行的実践を取り入れることにより、理論を精緻化し、子どもの学びをより明確化させるとともに、教師の指導力も向上することが可能である。
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