研究課題/領域番号 |
16K12772
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 呉工業高等専門学校 |
研究代表者 |
木村 善一郎 呉工業高等専門学校, 環境都市工学分野, 准教授 (60756617)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 微生物実験 / クラブ活動 / 微生物分離 / 固相電気培養 / 微生物 / 固相電気培養装置 / 研究者教育 / 科学教育 |
研究成果の概要 |
本研究の遂行により高専においてクラブ活動を主体とする研究集団の組織に成功した。クラブ所属学生は3年間の活動により微生物の分離・培養、ゲノムを含む遺伝子配列解析、生理学的性質の調査、化学分類等の微生物同定に関わる実験技能を習得しており、研究人材として十分な能力を涵養することが出来た。また、研究活動を通じて開発した固相電気培養装置は新規微生物分離装置としての性能を有することが判明し、当該装置を用いて現在までに複数の新種候補菌株の分離に成功した。以上の成果から当初目的であった(1)クラブ活動による研究組織を創出すること、及び(2)自律的に研究成果を挙げることのできる集団とすることの2点を達成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高専を研究機関として考えた場合、上記の問題から大学同様の研究スタイルで大学同様の成果を得ることはきわめて困難である。報告者はその弱点を克服するアイディアとして、本研究で提唱するクラブ活動による研究モデルを創出した。 この活動の制限因子は財源であるが研究遂行に資金が必要なのは研究室の運営においても同様である。部活で行う研究で予算を獲得することは研究室において遂行される研究の予算獲得を行うことと等価であり負担増とはならない。一方で研究を行う人員確保の面においては部活を組織することは、人員の純増となり単純にメリットが大きい。このように本研究成果は高専に埋蔵される研究人材鉱脈を明示している。
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