研究課題/領域番号 |
16K12780
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 埼玉学園大学 (2017-2019) 秋田大学 (2016) |
研究代表者 |
浦野 弘 埼玉学園大学, 人間学部, 教授 (50185089)
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研究分担者 |
南部 昌敏 聖徳大学, 教職研究科, 教授 (90143627)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 教育工学 / 学び続ける教師 / 自律的校内研修 / 授業研究 / 教師教育 |
研究成果の概要 |
本研究では,成人学習論や反省的実践家の考え方を参照しながら,自己の授業の仕方を他者に伝えることで,自分自身の行為をふりかえり,具体的な事実に気づくことができるという点に着目している。このようなことを踏まえ,自己の課題に対してPDCAを自ら回し,お互いの経験について伝え合い,検討し合うことのできる校内研修の試行を繰り返してきた。 その結果,協働,省察,継続が重要になってくることから,マルチスタイルメソッド(堀・加留部,2010)の考えを取り入れた校内研修プログラムが,学校の体制等に伴う多様なニーズに最も対応が可能ではないかという結論から,そのモデルを提案している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
開発した実践的指導力成長モデルにもとづく,校内研修プログラムモデルでの実践結果からは,教師個人の課題が明確になり,継続的に取り組むことにより,学習指導に関する実践的指導力が向上していることが確かめられた。 一方で,学校現場では,新たな試みを開始することに対して大きな抵抗感があることも事実である。これらの声に応えるには,本モデルを短時間に組み込んだ,授業参観後での付箋紙を用いた4人程度の参観記録の交流(15分程度)が,平等な語らいをもたらし,同僚性の輪が出来,自己の変容につながりを見せることが確認されている。 このようなことから,指導力向上を目指す有効な研修モデルと言える。
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