研究課題/領域番号 |
16K12793
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
鈴木 克明 熊本大学, 教授システム学研究センター, 教授 (90206467)
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研究分担者 |
根本 淳子 明治学院大学, 心理学部, 准教授 (80423656)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 教育学習支援システム / デザイン / 教育工学 / 研究者養成 / 教授学習支援システム |
研究成果の概要 |
本研究は、教育工学の専門性を「デザイン」の伝統から再吟味した時に、実践者・研究者の育成にどのような示唆が得られるかについて探索的に調査してその知見を踏まえた提言を行おうとするものであった。「科学」でも「工学」でもない第三の学術的伝統である「デザイン」に学ぶという観点から教育工学の専門性を捉え直した時に、提言できることは何かを模索していくのが本研究の目的であった。文献研究とヒアリング調査を中心に進め、その結果を整理した。最後に、教育工学研究者・実践者の養成プロセスに活かす方法についての提言をまとめる予定であったが、研究機関内にまとめることはできなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「デザイン」の系譜を持つ建築や工業製品の領域では、アートとデザインを区別し、顧客が欲しかったものだが、具体的に描き切れなかったものを創作することに焦点化していることが分かった。そのデザインの伝統を教育工学の研究者や実践者の育成に生かすためには、誰が作っても同じものができるようになることを目指すのではなく、顧客(発注者や学習者)の要望に寄り添い、何を産み出すべきかを検討・創造することの重要性を伝え、それを実現する手法の不確実さを踏まえる姿勢を育てることが重要である。この知見を得たことは、今後の活動で生かせる成果であった。
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