研究課題/領域番号 |
16K12803
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
科学社会学・科学技術史
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
野間 晴雄 関西大学, 文学部, 教授 (00131607)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | サトウキビ / プランテーション / カリブ海域 / 製糖工場 / 環境変化 / 労働力 / 製糖技術 / 栽培技術 / ハイチ / ドミニカ / イスパニョーラ島 / 大東諸島 / 奄美群島 / 製糖業 / 技術史 / カナリア諸島 / 産業遺産 / スリナム / トリニダードトバゴ / 黒人奴隷 / インド人 / 科学技術史 / グローバルヒストリー / トリニダードトバコ / カリブ海 / 環境史 |
研究成果の概要 |
世界で最も重要かつ古い商品作物の一つであるサトウキビとそれを砂糖に加工する製糖業は,地中海沿岸から大西洋島嶼部,ブラジルを経て17世紀にカリブ海域の「砂糖植民地」が成立して,「世界商品」として急成長した。その栽培・製糖技術の発展の系譜を,主要な島嶼の環境,市場との距離,移民労働力の性格の技術史的解明を目的として,現地に残る産業遺産の目録を作成するとともに,その社会経済的意義を比較考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
広義のカリブ海域を対象域とした技術史と環境史,社会経済史を融合した学際的研究であり,栽培と製糖技術を分離不可能な一連の過程としてとらえ,そのイノベーションの地域差を考慮した。 サトウキビは土壌消耗的なイネ科植物で,糖度集積のタイミングのため,収穫は連続集する必要から著しい労働ピークが存在する。この確保のため,「砂糖植民地」には移民による多民族社会が形成され,次の3つの発展衰退類型が見いだされる。1)古い開発だが集約的技術で生産を維時:バルバドス,2)古い開発だが粗放的略奪的に資源を浪費し衰退:ジャマイカ,ハイチ,3)後発だが海外資本によって急速に発展:キューバ
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