研究課題/領域番号 |
16K12865
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
|
研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
長山 和亮 茨城大学, 工学部, 教授 (10359763)
|
連携研究者 |
松本 健郎 名古屋大学, 大学院工学研究科, 教授 (30209639)
菅原 路子 千葉大学, 大学院工学研究科, 准教授 (30323041)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 細胞骨格 / 細胞核 / メカノバイオロジー / 細胞計測・操作 / 細胞バイオメカニクス / 細胞運動 |
研究成果の概要 |
本研究では細胞の構造と力の記憶メカニズムを探るとともに,その生理的意義を明らかにすることを目的とし,特に細胞老化との関わりに着目しながら2年間の研究を進めてきた.血管平滑筋細胞を対象として,低継代数の細胞と,継代を重ねた細胞を準備し,アクチン細胞骨格の分布様態,細胞張力,細胞の運動特性を調査した.継代数が増えると細胞面積が増加するが,細胞張力が減少し,運動能にも低下が見られた.一方,アクチン細胞骨格を脱重合した後,再び最重合させて,細胞張力の再現力を評価したところ,継代数が進むにつれて再現性が高まる傾向が見られた.細胞の張力や構造の記憶能力が細胞老化に深く関わる可能性が示された.
|