研究課題/領域番号 |
16K12895
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 北陸先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
松村 和明 北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 准教授 (00432328)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ドラッグデリバリー / 遺伝子デリバリー / タンパク質デリバリー / 凍結 / 凍結濃縮 / ドラッグデリバリーシステム / 遺伝子導入 / 両性電解質高分子 / ナノキャリア / 免疫療法 / 高分子ナノ粒子 |
研究成果の概要 |
凍結時に物質が氷晶より排除され、未凍結相が濃縮される凍結濃縮現象を利用して、細胞内に有用物質を送達する革新的技術を開発した。細胞を凍結保護物質存在下で凍結すると、まず細胞外の溶液が凍結し、残存水は濃縮される。あらかじめ細胞内に送達したい物質を、細胞膜との相互作用の高いキャリアに複合させて添加しておくことで、凍結時に細胞膜近傍に物質が濃縮されることになる。解凍後、濃縮されたキャリアは強い相互作用により、拡散せずにエンドサイトーシスにより細胞内へ取り込まれ、エンドソームから脱出し、細胞質に移行して機能を発揮する。この手法により、タンパク質や遺伝子などの効率的な細胞内輸送法を提案した。
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