研究課題/領域番号 |
16K12936
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
細田 里南 高知大学, 医学部附属病院, 理学療法士 (10626138)
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研究分担者 |
石田 健司 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 准教授 (10274367)
永野 靖典 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 助教 (30380372)
榎 勇人 徳島文理大学, 保健福祉学部, 教授 (40598538)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | optical flow / 視覚的フィードバック / 匍匐動作 / 脳性麻痺 / Open Pose / Optical Flow / 乳児 / 視覚 / 匍匐運動 |
研究成果の概要 |
這う動作を獲得していない乳幼児を対象に、景色が流れる映像を見せることで視覚的な錯覚を起こし(オプティカルフロー)、這うような手足の動きを誘発することを目的に機器を開発した。対象は健常乳児と脳性麻痺児1名ずつとし、映像が流れているときと、流れていないときの手足の動く量を評価した。その結果、健常児では手足の動きの増加がみられなかったが、脳性麻痺のこどもでは一部の手足において、その動きが増加した。検証を重ね、将来的には這う動作を誘発するリハビリテーション手技へとつなげていきたい。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
optical flowによる視覚的変化は乳児にも視覚的な錯覚を起こさせ,身体活動に波及することが報告されている.今回,匍匐運動を誘発させる目的でoptical flowを誘発する機器を作成し,実際に運動が誘発されるかどうかを評価した。 その結果、健常児では刺激なしと刺激ありの環境により、刺激ありの環境で手足の動きが低下したが、脳性麻痺児では、運動麻痺のある手足が刺激のない環境よりOptical flowを刺激として入力した環境の方において活動量が向上したことを確認した。麻痺のある手足が視覚的変化により運動が誘発されたのは興味深く、匍匐動作誘発のリハビリテーションへの活用が示唆された。
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