研究課題/領域番号 |
16K12938
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
河上 敬介 大分大学, 福祉健康科学部, 教授 (60195047)
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研究分担者 |
笹井 宣昌 鈴鹿医療科学大学, 保健衛生学部, 准教授 (20454762)
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研究協力者 |
川島 隆史
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 理学療法 / 筋萎縮 / 培養細胞 / 機械刺激 / マウス / リンパ管 / 理学療法学 / リハビリテーション / 医療・福祉 |
研究成果の概要 |
長期臥床やギプス固定などによる廃用性筋萎縮は、筋力低下を引き起こし、ADL やQOL を低下させる。しかし、廃用性筋萎縮のメカニズムやそれに対する効果的な理学療法は、不明な点が多い。これらの不明点を明らかにするためには、培養系の廃用性筋萎縮モデルが必要である。そこで、我々は、臨床を模擬し、運動の脱負荷による培養筋萎縮モデルを作製し、実験動物モデルと同様の現象が認められるかどうかを検証した。これに加えて本モデルが、高負荷トレーニングにおける過負荷時の回復のメカニズムを明らかにするためのモデルとして有効となる可能性も示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脱負荷による筋萎縮モデルが、ヒトや動物の廃用性筋萎縮時に起こる既知の蛋白質分解機構や合成機構の応答を備え持ち、臨床現象を反映した廃用性筋萎縮の培養細胞モデルになりうるかどうかを判明させた。本研究成果は、廃用性筋萎縮のメカニズムの解明に役立つとともに、正常筋とは比べ物にならないほど速い、筋肥大のメカニズムを明らかにさせる糸口となると考える。また、これらが判明したら、効果的な筋萎縮抑制方法や萎縮からの回復促進方法開発へと萌芽する。
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