研究課題/領域番号 |
16K12939
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
片岡 晶志 大分大学, 福祉健康科学部, 教授 (40301379)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 骨リモデリング / 骨粗鬆症 / 骨折早期治癒 / 難治性骨折 / 仮骨形成 / 骨吸収抑制 / 骨形成促進 / テリパラチド / デノスマブ / ゾレドロネート / ラット / 骨癒合 / 同種骨移植 / 骨折治癒 |
研究成果の概要 |
難治性骨折モデルを作成し、テリパラチド単独、テリパラチド+デノスマブの協調効果の検討を行った。結果はテリパラチドのみでは早期骨癒合は見られないが、デノスマブを投与すると強調効果が見られた。さらに今回の実験で分かったことであるが、比較対象群としてゾレドロネートを使用したところ、予想していた以上にゾレドロネートの早期骨癒合効果(架橋形成など)が強く、テリパラチド単独にくらべ約10倍の効果がみられた。さらにゾレドロネートの軟骨仮骨形成促進作用を検討した。その結果、ゾレドロネートは骨代謝を抑制するが、軟骨仮骨の形成においては促進し、骨癒合においては決してマイナスに作用しない点を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒト大腿骨骨折後の偽関節など難治性骨折を臨床においてしばしば遭遇する。本研究では難治性骨折に対する治療法を新たに樹立することを目的とした。本治療法は他の難治性骨疾患へも応用できる可能性が高い点が重要である。テリパラチド+デノスマブの協調作用の有効性が確率すると骨折のみでなく、関節リウマチの骨破壊、骨壊死症、ぺルテス病、人工関節周囲の緩み、骨延長術、骨移植術、難治性骨折治療に対しても臨床応用可能になる可能性が十分あると考えている。
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