研究課題/領域番号 |
16K12945
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 国立研究開発法人情報通信研究機構 |
研究代表者 |
井原 綾 国立研究開発法人情報通信研究機構, 脳情報通信融合研究センター脳情報工学研究室, 主任研究員 (30390694)
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研究分担者 |
種村 純 川崎医療福祉大学, リハビリテーション学部, 教授 (90289207)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 失語症 / ニューロリハビリテーション / ニューロモジュレーション / 経頭蓋直流電気刺激 / tDCS / 言語機能 / 機能促進 / 発話 / 言語訓練 / 言語障害 / リハビリテーション / 非侵襲的脳刺激 / 経頭蓋電気刺激 / 言語療法 / 医療・福祉 |
研究成果の概要 |
慢性期失語症のニューロリハビリテーションの確立を目指して,タブレットで行う呼称と文表出の訓練効果が経頭蓋直流電気刺激(tDCS)を併用することによって向上するかを検証した.実験では tDCSを与えるセッションと疑似刺激を与えるセッションを設け,tDCS使用の影響について長期効果と汎化を調べるために各訓練を終了して2週間後の呼称と文表出の成績をセッション間で比較した.実験結果から,訓練終了2週間後のパフォーマンスはtDCSを併用した方がより改善したことを示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
失語症がおかれている社会的背景として,保険制度上,慢性期に受けられるリハビリの回数に制限があることや,身体のリハビリと比べて言語のリハビリを受けられる施設が少ないことなどの問題がある.また,慢性期になるとリハビリの効果が得られにくいといった問題もある.そのような問題に対して、本研究は慢性期失語症のタブレットによる言語訓練及びtDCS併用の有用性を示し,失語症の新しいリハビリテーション環境を創造する基盤となりうる.
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