研究課題/領域番号 |
16K12965
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
中山 敬三 近畿大学, 理工学部, 講師 (80324333)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 色覚異常 / 液晶 / 色弁別 / D-15テスト / ゲストホスト / D-15 / ゲストホスト型液晶 / パネルD-15 / 色弁別補助 / 輝度変化 |
研究成果の概要 |
本研究では、電圧印加により着色状態の変化が可能なHeilmeier型ゲストホスト液晶素子を用いた色覚異常者向け色弁別補助デバイスを作製し、その基本的な評価を行った。実際に色覚異常の協力者に使用してもらうことによりD-15テストの結果において改善が見られた。また、色覚シミュレータを用い正常色覚者でも補助デバイスの評価ができる実験系を構築し、その実験系を用いて補助デバイスの評価を実施したところ、補助デバイスの効果は統計的に有意であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年では情報処理技術の発展により、スマートフォンのカメラを用いた支援ソフトやヘッドマウントディスプレイタイプの非常に多機能な支援ツールの提案もなされている。しかしながら、様々な環境で社会活動を行う色覚異常者にとって、入手コスト、機能、使用に伴う肉体的・心理的負担が異なる支援ツールの選択肢の多様性は極めて重要である。本研究で提案している素子はシンプルな機能ではあるが、低コスト化や一般に普及している眼鏡型デザイン採用による使用時の心理的負担の少なさなどに優れていると考えられ、液晶素子を用いる色弁別補助デバイスの研究は社会的意義があると考える。
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