研究課題/領域番号 |
16K12967
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 東京工業高等専門学校 |
研究代表者 |
松林 勝志 東京工業高等専門学校, 情報工学科, 教授 (80239061)
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研究分担者 |
山下 晃弘 東京工業高等専門学校, 情報工学科, 准教授 (80589838)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 視覚障害者 / ナビゲーション / RFID / ディープラーニング / SLAM / ホロレンズ / 視覚障がい者 / ユニバーサルデザイン / 障害者雇用 |
研究成果の概要 |
視覚障がい者が職場で安心・安全に移動でき,快適に働くことができる環境の開発を行った。UHF帯のRFIDを裏に貼り付けた15cm角の点字標識を都立八王子盲学校のすべての部屋の入口に取り付け,RFIDリーダとスマートフォンでナビゲーション実験に成功した。さらにv-SLAMによる障害物検知とルート作成及びナビゲーションについても開発を行った。また薄暗い光でも動作可能な太陽電池駆動のBLEビーコンが開発されたため,RFIDをBLEビーコンに置き換え,スマートフォンだけでナビゲーションすることを可能にした。また7種の文房具についてディープラーニングによる学習を行い,良好な認識結果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の社会的意義は,障害者雇用推進に寄与するため,視覚障害者と健常者が共に快適でバリアフリーなオフィス環境を構築するシステム開発を行ったことである。そのためにスマートフォンだけで屋内での視覚障害者ナビゲーションを実現し,目的の部屋まで障害物を避けながら音声案内することを可能にした。またすれ違う人が誰であるかを知り,視覚障害者から進んでコミュニケーションを取ることもできる。加えて,文具を始めとするオフィス用品についても,その在処をスマートフォンだけで探せるようにした。開発だけでなく実証実験も行い,視覚障害者がオフィスで快適に働くためのバリアフリー化を進めることに貢献した。
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