研究課題/領域番号 |
16K12979
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
前田 正登 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (90209388)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | スポーツ指導 / 子ども / 走運動 / 足の接地 / 足の着地 |
研究成果の概要 |
走運動においては,接地局面での脚の動かし方が同様であっても着地タイプが同一タイプであるとは限らない。対象が子どもである場合,疾走中における足の着地様式は,各被験者間や各試技間で異なるだけでなく,最大疾走速度に到達している区間の各歩においても変化する可能性があり,さらに,一定期間の前後においても着地様式は変容する可能性が示唆された。 ごく普通の小学生において,疾走速度の向上を目的として動作の改善を図る場合,接地様式のみを変えようと指導することは適切ではない。身体各部が協調した合理的な動作を理解させ獲得させることが重要であろう。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
スポーツにおける運動・動作を指導する際には,選手のフォームを改善することに主眼が置かれる。しかし,フォームとして見えている現象は,手足を動かそうとした結果として表れている形(フォーム)に過ぎず,疾走中における足の着き方も,足が着地する時点の足と地面との位置関係を表しているだけに過ぎない。本研究では,疾走における足の着地方法は,走動作全体の経時的な流れの中で習得していくべき技術であるとの立場から,疾走中における脚の動かし方と足の着地方法の関係を考究したもので,ランニングおよびスポーツの指導のあり方に一石を投じるものである。
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