研究課題/領域番号 |
16K12983
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
樋野 興夫 順天堂大学, 医学部, 教授 (90127910)
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研究分担者 |
今井 美沙 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (50709003)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 死生観の教育 / がん教育 / がん哲学外来 / 生死観の教育 / 対話学 / 緩和ケア |
研究成果の概要 |
申請者の所属する順天堂大学のある文京区の小学校・中学校での「がん教育」と文京区の小学校教員対象講習会を順天堂大学にて開催し、文京区にて「がん教育」を行うシステムを確立した。さらに、毎年一回、文京区と共催でがん教育シンポジウムを開催し、市民・学校・大学が協力して「がん教育」を行えるようなシステムの構築に向けた活動も行った。同時に、文京区教育センターとともに「小学校がん教育検討委員会」を立ち上げ、小学校でのがん教育指導資料「文京区モデル 小学校におけるがん教育」を作成し、区内の小学校検証授業を行うことで、今後、小学校の授業にて使用することのできるがん教育の指導資料を完成させた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がんは国民の約半数が罹患し、3人に1人が何らかのがんにより死亡していることから、がん教育のさらなる普及を目指した学術的な基盤の構築と全国的なネットワークの構築が必要とされてきている。本研究は、「がん哲学外来」創始者である申請代表者を中心とし学術的基盤を持った大学を中心に、日本人の文化的背景を考慮した方法によりがん患者とその家族、医療者の間でのコミュニケーションのあり方の基盤が構築された。さらなる「がん教育」の推進は必須ではあるが、現状では普及への障壁を多く抱えている患者支援ネットワーク構築への一歩となることが期待される。
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