研究課題/領域番号 |
16K12987
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | びわこ成蹊スポーツ大学 |
研究代表者 |
豊田 則成 びわこ成蹊スポーツ大学, スポーツ学部, 教授 (00367913)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 体罰問題 / 暴力的指導 / 運動・スポーツ指導者 / 心理学的メカニズム / 質的研究 / フィールドワーク / インタビュー / インフォーマント / 体罰肯定論 / 体罰否定論 / 体罰を生み出していくメカニズム / 体罰を受け容れていくプロセス / 体罰 / 心理メカニズム / 心理的メカニズム |
研究成果の概要 |
本研究は、3ヶ年計画の下、運動・スポーツ指導者の体罰問題における心理的メカニズムを解明することを目的とした。そこで、1)体罰問題に関する先行研究を概観し、2)質的研究方法の熟達に努め、3)体罰経験を有する運動・スポーツ指導者を対象とした直接的で集中的なインタビュー調査を実施し、4)本研究から得られた成果を積極的に公開する、といった課題に取り組んだ。その結果、研究1では、体罰・暴力的な指導を経験した運動・スポーツ指導者に対するインタビューから「体罰・暴力を生み出していくメカニズム」を導き出した。一方、研究2では、体罰・暴力的な指導を受けた者から「体罰・暴力を受け容れていくプロセス」を導き出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、体罰・暴力的指導を経験した運動・スポーツ指導者に対するインタビューから発展継承可能で有益な仮説的知見を導き出した。このことは、これまでの体罰・暴力的な指導の根絶を訴えてきた領域に対して学術的に大きな貢献を果たしたといえる。また、今日的には、体罰・暴力的な指導の根絶には、程遠い現実にあり、本研究の成果を公表し、持続的な議論を展開していくことは、社会的に大きな意義を有しているといえる。特に、体罰否定論が叫ばれる中、体罰肯定論が根強く存在する社会的情勢を鑑みと、「体罰・暴力を生み出していくメカニズム」と「体罰・暴力を受け容れていくプロセス」の双方向から考察することには大きな意味を有する。
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