研究成果の概要 |
サッカー審判員18名(年齢;M=20.5歳, SD=1.15,審判歴;M=5.2年,SD=2.1,競技歴; M=11.6, SD=2.7)を対象に,集中力グリッドエクササイズテスト(GET)とバーチャルリアリティ映像テスト(VRT)を実施した。重回帰分析の結果,VRT得点とGET1回目の得点との間に有意な重決定係数(R=0.220, p<0.05) および負の偏回帰係数(β=-0.470, p<0.05)が認められた。GET1回目の得点が高いとVRT得点が低下したことが推察されたことから,一点に高い集中力を発揮することが総体的な認知を阻害し,判定に負の影響を与える可能性が示唆された。
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