研究課題/領域番号 |
16K13006
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
池永 剛 早稲田大学, 理工学術院(情報生産システム研究科・センター), 教授 (90367178)
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研究協力者 |
程 曦娜
誉田 雅彰
生駒 哲一
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | スポーツ解析 / 映像認識 / 実時間画像処理 / 物体追跡 / パーティクルフィルター / パーティクルフィルタ / 映像処理 / 3次元解析 / 実時間処理 / GPU / 動作検出 / 画像認識 |
研究成果の概要 |
本研究では、解析データに基づく高度なゲーム戦略の実現や、新たな情報を付加したTVスポーツ中継システムなどを対象として、複数の高精細ビデオカメラから撮影した実試合の映像情報を入力とした完全自動3次元スポーツシーン解析技術の実現を目指した取り組みを行なった。この結果、バレーボールにおいて、ボールや選手の3次元位置などをを99%以上の精度で、実時間で処理できる事を確認した。さらに、レシーブ、トス、スパイクなど、どのようなプレーがなされたかのイベント情報や、アタックの型や時間、有効なアタッカーやブロッカーの数、セッターの位置など、アタックの効果を示す戦略情報に対しても自動取得可能な事を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
実試合に適用可能な高精度な完全自動3次元スポーツ解析技術により、あらゆるバレーボール試合の多様な解析データが人手を介さず簡易に取得可能となる。これにより、バレーボール戦略の構築に、従来にない全く新しい手段を提供できることになり、スポーツ科学の世界に新たな可能性とインパクトを与えるものと思われる。さらに、実際に、ナショナルチーム等と協力しながら、オリンピック等の国際試合のメダル等の結果につなげていくことにより、社会的にも大きなインパクトを示せる。さらに本提案で検討・実現した各種3次元情報取得の基盤技術は、将来的に卓球、テニスなど幅広いスポーツに展開でき、将来のスポーツ産業への貢献も期待できる。
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