研究課題/領域番号 |
16K13008
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
荒牧 勇 中京大学, スポーツ科学部, 教授 (40414023)
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研究協力者 |
松本 実 国立スポーツ科学センター
原田 健次 中京大学, 大学院
新海 陽平 中京大学, 大学院
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | トランポリン / 脳波 / 時間知覚 / モバイル脳波計 |
研究成果の概要 |
本研究は,スポーツ活動中の非日常的な脳のはたらきを明らかにするために,モバイル脳波計を用いてトランポリンでの垂直跳躍中の脳活動計測・解析を試みた。脳波計と加速度計を同時計測し,加速度計のデータからトランポリン跳躍における離地、頂点到達、着地の時刻を同定し、脳波データを切り出して時間周波数解析を行った。 全ての被験者は、トランポリン跳躍における上昇局面よりも下降局面の方が長いと回答し、主観的な時間知覚の変容が観察された。脳波解析の結果から、この主観的な知覚の変容と頂点到達時に観察された感覚運動リズム成分の増加が関連している可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ダイナミックなスポーツ中の脳活動計測・解析を試みた研究である。トランポリンの垂直ジャンプにおいて、下降局面の方が上昇局面よりも主観的な時間知覚が長いことに着目してそのメカニズムをモバイル脳波計を用いた脳機能計測・解析から明らかにしようとした。 こうした試みは、スポーツという非日常な体験での知覚の変容や脳の働きを明らかにすることでスポーツの理解を深め、国民のスポーツへの興味関心を高めることが期待される。
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